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海と空が見えるアトリエで一点一点手作りした服たちです

風化

ふう-か

1 地表の岩石が、日射空気生物などの作用で、しだいに破壊されることまたその作用

2 記憶印象月日とともに薄れていくこと。


春ですね。
暖かく、記憶が薄れがちな時期になりました。
皆さんもお気をつけて、、

 

と、

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韓国の染色 手縫い作家(帽子 名刺ケース) ベ・インシルさん と 
漆とスズの作家 熊野さん の
展示がいつもお世話になっている TOM & TAM MAX さんのギャラリー
MAX PLANで行われていました。


それと、ソウルで話題の韓国人写真家 ホ・ミョンウクさんの写真展が
浦添市美術館で行われていました。

 

先日、わざわざ中村洋装にTAM MAXさんが このお三方を連れてきてくれて
ご紹介頂いて どうしても作品を見たかったので
どちらも最終日でしたがギリギリお伺いする事が出来ました。

張り切って朝9時半に愛車(125CCの単車)「はるこ」(春だから)と家を出発!
まずは県立美術館 博物館でやってる ホ・ミョンウクさんの作品展!!
と、その前に心を落ち着かせるためにミュージアムショップに勤めるミチャキさんと
おしゃべり。

「韓国の写真家の人が個展やってるって言うから見にきました!!」と、
しばらく ユンタクして いざ 展示を見に行くと

「あれ?」入り口なのにフライヤーと同じポスターがないぞ。と、、

我に帰ると
「あ”〜〜〜ッ!そう言えば浦添市美術館だったぁ〜っ!」

って、パニクりまくったんですが
県立美術館博物館 奥の県民ギャラリー(無料)で展示が3つもあったので
見に行ってみました。

1つ目は薄明かりの中、比叡山のお寺にありそうな石が転がってる展示
2つ目がいろんな手法でいろんな作家によるアーティスティックな作品展
3つ目が切り絵のメルヘン展

で、2つ目の展示場でビバーチェの美人店長「チッヒー」がいらっしゃって大はしゃぎ。
作家さんたちと話していると見覚えのある額というかフレームがなんとウチの内装手掛けてくれたHIDE STANDARD だったり

結局、来て良かったやん♡
だけど、ミチャキさんは私の話しチンプンカンプンだったでしょうね。
スミマセン。と、、

 



そして浦添に向かい、ようやくホ・ミョンウクさんの作品に辿り着きました。
ご本人はいなくて漆とスズの作家さん 熊野さんが担当してました。

フライヤーのモノクロ感とは違い作品がカラフル!アンド ダイナミック!
植物の種の顕微鏡写真の3メートル引き延ばしとかもあっておもしろかった。
アメリカ人客たちも「グレイト!」「ワンダホー!」って言ってました。
民家の風化したドアも良かった。
中村洋装に合いそうだなって思いながら
MAX PLANへ、、


浦添市美術館にいた熊野さんの作品も工芸の枠を取っ払った
力強い美術品の領域で所々に溶かしたスズがかけられていてカッコよかった。

そして、べ・インシルさんの作品は和紙を紙縒りにして布と布の間に
何本も挟み込み、手縫いで畝を作り出した名刺入れや草木で染めた布で作った
手縫いの帽子、や、東北の震災の時にひどく心を痛めたそうで
その時にニッポンの着物の布や済州島の布、チマチョゴリの布で作った
ボーダーの名刺入れ等があって、暖かさに満ちていました。

う〜ん、ぬくもりが感じられるもの
このへん、中村洋装にも出来ているんでしょうか?

時間が経って色あせていって完成する作品たち。



風化して

見覚えがあるだけの

記憶の一部分のモノになってしまってないかな?

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